成人向け同人誌についてのお願い
- 同人誌は、ご自分の作品を冊子にして多くの人に手に取っていただき、楽しんでもらったり、評論していただいたりする自費出版活動です。
皆さんが描いた原稿はそのまま本にしたいと思っていますが、当然制作者としての責任が自動的に発生します。特に成人向け同人誌については「出版物作成」に伴ってくる社会的責任を曖昧にしますと、不当な誤解を受けたり、その誤解にもとづく社会的制裁を受けたりするかもしれません。
社会人としての自覚にもとづいて、弊社の提示する以下の事柄について考え、理解し、実行していただくようお願い申し上げます。
成人向け表記について
- これは単に「入っていれば良い」という問題ではありません。「未成年の方にはお売りできません」というきちんとした作者の意思表示です。その意味で誰にでも成人向けということがすぐ理解できるように表記してください。
デザインに埋もれてしまっている表記、裏表紙(表4)に入れている場合はその役割を成していない事をご理解ください。
- 最近は奥付の入っていない同人誌が見受けられます。同人誌において、責任所在の意思の有無を判断する基準が「奥付」となっており、責任のある同人活動をアピールするためにも、同人誌に奥付を入れることをお願いしております。
一般的に奥付としては、発行年月日・発行者名・印刷所名等が必須の項目ですが、昨今では「個人情報」を守る意味から本名や住所は直接表記しません。
そこで、同人誌については以下の項目の記入をお願いします。
奥付に記載する必須事項
性表現を含む同人誌を制作
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弊社では出来るだけ皆さんの原稿をそのまま本にしたいと思っています。しかし、その内容が公序良俗に反するもの、法律に反するものは「印刷・製本」することは企業としてできません。重要な事は修正意思を明確に表現することです。ワイセツか否かの判断は作者がするものではなく社会的な判断です。この社会的な判断に対しては、曖昧な修正方法やごまかしの含みを入れた脚色修正方法は、なんの有効性もありません。
修正が足りないと思われる原稿の扱いについて
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弊社で原稿を確認させていただいた際に、商業誌等の規制の基準をクリアしていても、弊社の判断により再度の修正をお願いする場合もございます。何卒ご了承ください。